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ローターが回転した時のフィン背面の空気の 「よどみ」 を大幅に減少させます。この結果、ローターの通風性が向上し冷却性が改善され制動時のローターの温度上昇を抑えます。
内周側に飛び出たビュレットフィンAと、Aより少し引っ込んだビュレットフィンCの構成により空気を取り入れる間口が拡がります。ここから取り入れた空気は、ビュレットフィンAの前面に沿って流れる空気と、ビュレットフィンCの前面に沿って流れる空気に分離されます。
ビュレットフィンAの前面の流れは、ビュレットフィンBとの隙間を通ってビュレットフィンBの背面に流れ込みビュレットフィンCの前面の流れと合流しスムースに排出されます。一方、ビュレットフィンBの前面の流れは、ビュレットフィンBの長さが短いためビュレットフィンCの背面に「よどみ」を形成せずにそのまま排出されます。 |